最近、ちょこちょこイスラミックブランディング系の話を耳にするようになりました。何億人だかの消費者をターゲティングしているそうです。確かに今までアンタッチャブルのようなところがあったかもしれませんね。
中東イスラム地域を旅したことがある人なら、メッカコーラ、ザムザムコーラという名前のコーラを飲んだことがあるとおもいます。これも、イスラムブランディングの代表例です。一方は聖地であるし、他方は砂漠のオアシスの特別な泉の名前ですから、イスラム教徒にとって親しみがあるわけです。
しかし、一方で、缶や瓶などで販売される商品ですから、消費が終わればやがて廃棄されるわけです。そうなると、中には、道端に捨てられたり、溝の中に転がっていたりすることもあるでしょう。
そうなると、敬虔なムスリムの中には、「聖地の名」「神聖な泉の名」が道端の捨てられていることを快く思わない人も出てくるわけです。そこに、アラビア文字でイスラムに関する商品を作る難しさがあるのです。
かつて、モロッコ滞在中、こんなエピソードがありました。
普段の生活では、フランス車のルノーサンクを使っていました。非常によく走ってくれましたが、ある日、南部を走行中、突発的な雨に当ってしまい、普段は涸れている河が突然水浸しとなり、やがて、濁流となってきました。
実は、砂漠の雨は危険なことがあり、道路だと思って走ってると、突然の鉄砲水に流されてしまうことがあるのです。事実スウェーデンの大使が亡くなってしまったことがありました。
ルノーサンクも車内の床まで浸水し、浮き上がる寸前で馬に助けられました。荷馬車の御者に助けられたのです。床が濡れたので、新聞紙をひいたのですが、これがいけませんでした。
床に引いた新聞は日本のものではなく、モロッコの地元紙ですべてアラビア語で書かれていました。コーランはすべてアラビア語で書かれていて、アラビア語でかかれていないコーランはコーランとはみなさないほど、敬虔なムスリムにとってアラビア語に対する思い入れは深いのです。
早速、言われてしまいました。「あなたの車に乗ったモロッコ人はあまりいい感じがしないでしょう。アラビア語の新聞を床に引くのはどうかと思いますが。。。」
もちろん、人によるでしょうけど、そういう感情を抱く人もいるのだなあと驚きました。イスラムブランディングの一つの留意点がそこにあるわけです。
中東イスラム地域を旅したことがある人なら、メッカコーラ、ザムザムコーラという名前のコーラを飲んだことがあるとおもいます。これも、イスラムブランディングの代表例です。一方は聖地であるし、他方は砂漠のオアシスの特別な泉の名前ですから、イスラム教徒にとって親しみがあるわけです。
しかし、一方で、缶や瓶などで販売される商品ですから、消費が終わればやがて廃棄されるわけです。そうなると、中には、道端に捨てられたり、溝の中に転がっていたりすることもあるでしょう。
そうなると、敬虔なムスリムの中には、「聖地の名」「神聖な泉の名」が道端の捨てられていることを快く思わない人も出てくるわけです。そこに、アラビア文字でイスラムに関する商品を作る難しさがあるのです。
かつて、モロッコ滞在中、こんなエピソードがありました。
普段の生活では、フランス車のルノーサンクを使っていました。非常によく走ってくれましたが、ある日、南部を走行中、突発的な雨に当ってしまい、普段は涸れている河が突然水浸しとなり、やがて、濁流となってきました。
実は、砂漠の雨は危険なことがあり、道路だと思って走ってると、突然の鉄砲水に流されてしまうことがあるのです。事実スウェーデンの大使が亡くなってしまったことがありました。
ルノーサンクも車内の床まで浸水し、浮き上がる寸前で馬に助けられました。荷馬車の御者に助けられたのです。床が濡れたので、新聞紙をひいたのですが、これがいけませんでした。
床に引いた新聞は日本のものではなく、モロッコの地元紙ですべてアラビア語で書かれていました。コーランはすべてアラビア語で書かれていて、アラビア語でかかれていないコーランはコーランとはみなさないほど、敬虔なムスリムにとってアラビア語に対する思い入れは深いのです。
早速、言われてしまいました。「あなたの車に乗ったモロッコ人はあまりいい感じがしないでしょう。アラビア語の新聞を床に引くのはどうかと思いますが。。。」
もちろん、人によるでしょうけど、そういう感情を抱く人もいるのだなあと驚きました。イスラムブランディングの一つの留意点がそこにあるわけです。
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